ひとつのメッセージ
くるみです^^
今日は、文章の作り方です。
みなさんは話をする時、なにを大事にしていますか?
具体的な内容をいれてみたり、実体験を盛り込んだり、
数字や地名、様々な情報を盛り込みますよね。
今日お伝えしたい事は一つです
「どんな状況や場面でも、一つのメッセージしか伝えられません」
ということ。
まさにその通り。この文章を伝えられれば本日はもうブログを閉じていただいても構いません。(いやん)
このままブログを終了してもいいところですが、もうちょっと解説しましょう。
たとえば
「私はリンゴが大好きです!母の実家がリンゴ農家で、毎年叔父さんがたくさんのリンゴを送ってくれます。とてもあまくて、おいしいリンゴです」
この文章は、様々な情報が盛り込まれていますが、
伝えたいメッセージは「私はリンゴが好き」ということだけです。
つぎに
「「私はリンゴが大好きです!母の実家がリンゴ農家で、毎年叔父さんがたくさんのリンゴを送ってくれます。とてもあまくて、おいしいリンゴです」しかし、地球環境の変化、気温の変化などが原因で昨年は思うようにリンゴが育ちませんでした。リンゴだけではなく、多くの農家が抱える天候による不作。
みなさんは、地球温暖化についてどうおもいますか?」
この文章で伝えられるメッセージは「環境問題についてどうおもうか」
という点だけです。
となると、「私はリンゴが好きです」という話しは、きっかけだけであり、重要なワードではありません。むしろ、なくてもいい文章です。
「「「私はリンゴが大好きです!母の実家がリンゴ農家で、毎年叔父さんがたくさんのリンゴを送ってくれます。とてもあまくて、おいしいリンゴです」しかし、地球環境の変化、気温の変化などが原因で昨年は思うようにリンゴが育ちませんでした。リンゴだけではなく、多くの農家が抱える天候による不作。
みなさんは、地球温暖化についてどうおもいますか?」
もちろん、リンゴが育たない問題は大きな事件でしょう。しかし、叔父のリンゴ農家で今、最も大きな問題は、後継ぎです。叔父には子どもがいません。そのうえ、年老いてきて、このまま農家をだれかに譲るか、たたむか悩んでいます」
この文章、メッセージはなんでしょう?
情報が多くなると、人はその分内容を処理しようと頭の中をふる回転させます。しかし、「リンゴがすき!」という情報「環境問題」あれ?あとなんだっけ?と、覚えられません。
最後に
「「「私はリンゴが大好きです!母の実家がリンゴ農家で、毎年叔父さんがたくさんのリンゴを送ってくれます。とてもあまくて、おいしいリンゴです」しかし、地球環境の変化、気温の変化などが原因で昨年は思うようにリンゴが育ちませんでした。リンゴだけではなく、多くの農家が抱える天候による不作。
みなさんは、地球温暖化についてどうおもいますか?」
もちろん、リンゴが育たない問題は大きな事件でしょう。しかし、叔父のリンゴ農家で今、最も大きな問題は、後継ぎです。叔父には子どもがいません。そのうえ、年老いてきて、このまま農家をだれかに譲るか、たたむか悩んでいます」小さい時から食べてきた、叔父のリンゴ。昔は、おじいちゃんの味でした。思い出の味をなくしたくない・・・その思いから、私がリンゴ農家を継ぐことにしました」
ここまで重要な情報が、順番もまもらずに並ぶと頭がいたくなりませんか?
くるみは頭から湯気が出ています。
この文章の特徴は、あれもはなしたい、これも話したい、と考えが先行しています
大事なのは何を伝えたいか。
そして、大事な事ほど、最初に言言いましょう。
「私が大のリンゴ好きなのはみなさんもうご存じですよね?そんな私がこのたび、リンゴ農家をつぐことになりました。
実家がリンゴ農家だったの?とお思いの方も多いかと思いますが、実は母方の実家がリンゴ農家で、わたしにとってリンゴはおじいちゃんの味、そして今では叔父の味なのです。
近年、地球環境による農家への影響は著しく、我がリンゴ農園も例外ではありません。しかし、今後も大切な味を守り抜くため、さまざまな方法で大切に育てます。ぜひ一度、たべてみませんか?」
など、表現はさまざま。
しかし、リンゴ農家をつぎます!というメッセージ以外は正直どうでものです。
言葉は簡単に、的確に。
次回は、
その文章の組み方についてご紹介します^^
ちなみ、くるみの実家は普通のサラリーマンで、登場するリンゴ農家は一切かんけいありません^^笑
ただ、私もリンゴが大好きです!!
くるみ